1月

おごせ茶園の一年について、
茶園主の生越治郎さんにお話を伺いました。

お茶の木が
本来持つ、

生きる力を伸ばす

1月は、お茶畑の整備や、土木作業が中心になります。

冬の間は、イノシシがミミズや虫を食べるため、畑の地面に穴を開けたり、農道が崩れたりすることがあります。また、冬でも枯れないとげのある野いちご系の雑草が、地下茎を伸ばします。そういった雑草を、四つん這いになって地面をよく見ながら、手作業で抜いていったりします。

おごせ茶園のお茶
イノシシの開けた穴

長年お茶作りをしてくる中で、取った方が良い草と、取らない方が良い草があるのに気がつきました。ある種のトゲのある草は、放っておくとどんどん繁殖してお茶の木より大きくなります。ツル系とトゲ系の雑草も厄介ですね。山芋、カラスウリ、トゲ系の草なども、冬の間に丁寧に除去します。

おごせ茶園のお茶
お茶畑に生えてくるツル草

一方、取らなくて良い草とは、大きくならない草、春草です。夏になれば自然に萎れる草もあり、そういった草は良い堆肥になります。背が低い草など、取らなくても良い草は取らず、お茶の生育に害となる草を取ります。

一年を通して、畑の地面そのものが露出しないように気をつけています。地面が露出していると、雨で土が流れることがあります。また、人や動物が踏めば土壌は硬くなってしまいます。背の低い草を取らずに残しておくと、土が軟らかいまま畑は維持されます。

お茶作りを始めたときには、秀明自然農法の中でお手本が無かったので、何もかも手探りで栽培してゆきました。一般農法は肥料を使うことが前提なので、参考にできませんでした。20年以上かけて、お茶の木が本来持つ生きる力を自然に伸ばすことを目指して、畑作りをしてきました。

おごせ茶園のお茶

1月

おごせ茶園のお茶

2月・3月

おごせ茶園のお茶

4月・5月

おごせ茶園のお茶

6月・7月・8月

おごせ茶園のお茶

9月

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10月・11月・12月

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