6月・7月・8月

おごせ茶園の一年について、
茶園主の生越治郎さんにお話を伺いました。

一番茶の収穫の後

6月頃、一番茶の収穫後すぐ、「落とし」という作業を行います。茶の木が大きくなったところや、樹勢の悪い部分を切って形を整えます。お茶の木は、高さが人の腰の以上になると、樹勢が落ちてきます。腰の高さより高くなってきた木を、一度、膝下の高さくらいまで切り落とす作業を行います。お茶畑の面積の1割〜2割くらいで行います。

6月から7月には、二番茶の芽が出てきます。私の農園では、二番茶は収穫せず、刈り落として畑の堆肥にします。二番茶の芽を茶畑の地面に刈り落とし、自然の堆肥を作るようになると、土壌の虫や微生物の活動が活発になり、ふかふかの良い土壌になることがわかりました。

おごせ茶園のお茶

こういったことは自然農法だから発見できたし、効果を出せているのではないかと思います。通常の栽培方法では土壌に肥料をまくので、こういった違いがわかりづらいかもしれません。この方法は、6-7年前(2015年くらい)に発見しました。

それまでは二番茶も収穫していたのですが、他のお茶農家さんも繁忙期で、加工場の確保が難しいこともありました。

おごせ茶園のお茶

夏は草取り

6月から8月にかけては、お茶畑に夏草がどんどん生えてきます。私の畑では除草剤を使わないので、草刈り・草取りの作業を行います。お茶畑の周りや、畝と畝の間は草刈り機を使います。お茶の木に近い部分の草取りは、手作業です。

草刈り機を使うときには、地べたすれすれではなく、5cm〜10cmくらいの高さにして草を刈ります。お茶畑の環境維持に役に立つ、背の低い草を刈らずに残しておくためです。面白いことに、大きい草や背の高い草を毎年刈っていると、背の低い有用な草の勢力が強くなってくるようです。そして畑全体で、草がある高さ以上には伸びなくなったように思います。

7月・8月は、ひたすら草取りです笑。

おごせ茶園のお茶

1月

おごせ茶園のお茶

2月・3月

おごせ茶園のお茶

4月・5月

おごせ茶園のお茶

6月・7月・8月

おごせ茶園のお茶

9月

おごせ茶園のお茶

10月・11月・12月

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